08FSCW第16号
2008年7月29日

厚生労働大臣 舛添 要一様

食の安全・監視市民委員会 代表 神山美智子
NPO法人日本消費者連盟気付
NPO法人日本消費者連盟 代表運営委員 富山洋子
東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
Tel 03-5155-4765 Fax 03-5155-4767


食品添加物公定書8版記載の粗製海水塩化マグネシウム規格基準
実施の突然延期について公開質問状



 既存食品添加物の一つである粗製海水塩化マグネシウムは、2007年春に貴省が新たに成分規格を作成して食品添加物公定書8版に記載され、1年の猶予期間を経て今年度から実施の筈でした。

 ところが、直前の3月27日に突然実施延期という異例の事態が起こりました。3月14日付朝日新聞の「こだわり豆腐、4月から減る?〜ニガリの扱い・規格が厳格に」の見出し記事は、実施延期となった背景とみられる業者動向が描かれています。この他マスコミ報道からの情報により、消費者は折角のこだわり豆腐が作れなくなるようなニガリの規格基準実施に疑問をもち、延期にそれなりの理由があるものとして受け止めていました。
 しかし、ニガリは50年前、食品添加物公定書初版において、160℃の高温まで煮詰めて固め不衛生物などを除去した固形ニガリが塩化マグネシウムとして記載され、食品衛生管理者の設置も義務付けられていたことが、その後の情報で解ってきました。50年前海水の汚染の拡大を予想し、塩田法で作るニガリから汚染物質を除去しニガリの安全性を確保するための規格基準でした。

 海水汚染の状況は今日でも変わらず、現在各地で作られるいわゆる天然ニガリの安全性を確保するために、一連の既存添加物の規格基準作成のなかで新たに粗製海水塩化マグネシウムとして液体ニガリが食品添加物公定書8版に記載され実施されようとしました。
 貴省は、藤崎食品安全部長の国会回答において「規格の見直しや食品衛生管理者設置での便宜を図ることを検討する」とされました。業者に甘く規格を見直したり食品衛生法で義務化された食品衛生管理者設置での便宜などが、許される筈がありません。今回の突然延期について幾つかお尋ねしたいことがあります。
 下記の質問に、8月6日までに文書にて回答ください。 





1.今回公定書改正における食品安全委員会のリスク評価審議結果は、8版規格の見直しではどのような扱いになりますか。

2.業者要求の塩化マグネシウム7%までの引き下げの場合他の不純物・海水成分の含有率と安全性に関する情報公開はどのように行われますか。

3.食品衛生法で義務化された食品衛生管理者設置の便宜とは何ですか。

4.いわゆる天然にがりの規格基準の実施は急がれますが、予定は何時ですか。
以上

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