築地市場を危険な豊洲に移転することの中止を求める特別決議


 
 東京都は2016年11月にも築地市場を新たな豊洲市場へ移転させるスケジュールを組み、マスコミにも発表していますが、移転の態勢は整っていません。豊洲の地下には今もベンゼンなど有害物質があり、地下水のモニタリングが法律で義務づけられていますが、その安全確認はまだなされていません。施設設計面でも、現在の仲卸の「せり」による価格形成機能が後退し、一般客の立ち入りが規制されるなど、大手流通資本向けの「物流倉庫」となってしまいます。また、都が言う「新たな賑わいの創出」の計画も業者の撤退でめどが立っていません。物流計画、交通アクセス面でも使い勝手の良くないものになります。


 2015年2月19日、20日に640の築地水産仲卸業者を対象に、「守ろう!築地市場パレード実行委員会」が行なったアンケートでは4割の回答が得られましたが、新豊洲市場施設設計について「事業者の意見が反映されていない」、都の土壌汚染対策を「信用していない」との回答がその8割を占め、「土壌汚染の除去確認が終わるまで、建設工事を中断すべき」との回答も7割にのぼるなど、今後も「築地での営業を望む」との考えが9割弱と圧倒的でした。

 東京都は2020年のオリンピックに向けて、道路を建設するために築地から立ち退かせる目的もあり、予算も大幅に拡大し、都民の財産を浪費している面もあります。関係者への説明も不十分なまま、危険な豊洲新市場の建設工事が行われていますが、これを直ちに中止することを求めます。


2015年4月18日
食の安全・監視市民委員会第13回総会参加者一同

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