築地市場の豊洲への移転中止を求める特別決議



 東京都は築地市場を2016年11月7日に移転し、東京ガス跡地の豊洲に新市場の開場を予定しています。しかし、ここへ来て、次のように、食の安全や市場運営そのものを揺るがしかねない汚染偽装も明らかになるなど、移転条件は満たされていないことが判明しました。
 「守ろう!築地市場パレード実行委員会」の調査で以下の点が明らかになっています。

1)豊洲用地の土壌汚染調査において概況調査でベンゼンが検出されているにもかかわらず、汚染がないと偽装されていた区画が300カ所以上あること。
2)豊洲新市場で使用される濾過海水施設の取水口が護岸に設置され活魚用に使用することが計画されており、このままでは有害物質を直接摂取することになること。
3)豊洲新市場の一階部分の床積載荷重が、水産卸売市場で1t/u、水産仲卸場では700s/u、青果部で1t/uしかなく、業者の仕事にとって不十分であること。
4)その他、東京都から都民や事業者に、この時期においても十分な説明がなされていないため、事業者の事業計画が立てられないこと。

消費者にとっても、重金属汚染された土壌の上に生鮮市場ができることは考えられません。また事業者にとっても、これまでの運搬手段が市場内で使えず、また店舗面積も狭く賃料が高くなるなど使い勝っての悪い施設では業務に差し支えます。
東京都は築地移転を考え直し、当面は築地市場での営業を続ける措置を認めるべきです。

 以上、決議します。

 2016年4月23日
食の安全・監視市民委員会第14回総会参加者一同


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