16FSCW第13号
2017年2月7日

国税庁長官 迫田英典様


食の安全・市民ホットライン
食の安全・監視市民委員会
代表 神山美智子



製造ロット番号の削除品についての公開質問書及び要請書




  食の安全・監視市民委員会(以下、当会)は、食の安全問題を調査し、政府や事業者等に様々な意見・要望等を行うことを目的として、2003年に設立された市民団体です。2010年からは、食の不具合情報の情報収集機関である「食の安全・市民ホットライン(以下、ホットライン)」を展開しております。


 当会は2016年12月に下記店舗において製造ロット番号が人為的に削除されたスコッチウイスキーを発見しました。私たちは、この製造ロット番号削除品はトレーサビリティが効かなくなり、事故が起きたときに製造元までたどれないこと、流通経路が分からないため、品質劣化品であるおそれがあることなどを問題にしています。製造ロット番号を削除した商品を販売している理由等について販売店(ビックカメラ有楽町店、信濃屋有楽町店)に質問したところ、「品質面における消費者の信頼という観点からロット番号が明示されていることが望ましい」「国税庁からの方針もあり、ロット番号が削除されていない商品を選択するように努める」などと回答し、削除品は望ましくないと認識しているようでした。


 こうしたことから私たちは国税庁に以下について質問し、対策を要望いたします。お忙しいところ恐れ入りますが、2017年2月20日までに文書にて回答いただきますようお願い申し上げます。なお、当質問書及び要請書、貴庁からの回答は当会及びホットラインのホームページ等でそのまま公表させていただきます。


1.欧州などで「製造ロット番号」の記載が義務づけられていますが、日本ではなぜ義務づけられていないのでしょうか。

2.貴庁は酒類業界の8団体に対し平成26年9月19日付課酒5-24「ロット番号が削除された輸入酒類について(依頼)」を通達していますが、同様の情報をインターネットで公表するなどして、一般消費者にこの問題を周知徹底していますか。

3.消費者保護の観点から、上記2のような通達を出しているのにもかかわらず、当会の調査で明らかになったように、製造ロット番号が削除された洋酒が流通している現状もあります。貴庁は新たな通達や一般消費者向けへの啓発をするなど実効性のある対策を執ることを求めます。


※同封の参考資料
・販売店(2社)への質問状と回答
・販売店(2社)の店頭で売られていた、製造ロット番号が削られた洋酒の写真


以上

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