「意見交換会の陳述者の選考について」の回答に対する再質問状
04FSCW第 3 号
2004年6月25日
農林水産省・安全局消費者情報官殿
食の安全・監視市民委員会
代表 神山 美智子
「意見交換会の陳述者の選考について」の回答に対する再質問状
5月21日付け04FSCW第1号の標記質問状に、6月4日付けご回答くださいまして有難うございました。つきましては、なお疑義・意見がありますので再度下記の質問を提出いたします。折り返しご回答を来る7月10日までにいただけますれば幸甚です。
記
1.質問1.の選定基準についての「内規は存在せず、テーマに関する理解度に鑑み」
とありますが、意見交換会へは多くの消費者が参加し、その論議を傍聴していますが貴回答内容へは疑義を感じます。恣意的なものを排除するためには何らかの内規を設ける必要があると考えます。付言すれば「理解度に鑑み」とありますが理解しているものだけの場とするのかどうか、その目的を明確にすべきです。さらには、その他の対応をも考えるべきです。
2.質問3.について、「標記の消費者団体は・・・」とありますが、これらの団体は 貴回答でも述べられているとおり「大臣との定例懇談会」、各種審議会などでの発言の機会が多いことは周知のことです。新しく発足した意見交換会などは、これまで発言の機会の少なかった消費者団体や個人へ公平に発言の機会を提供する場とすべきです。
また、知見を十分有しているとのご見解ですが、食品の安全性に関してはテーマも多くその知見は一律ではないと考えます。既成の団体にとらわれることなく、一律に意見提出を求めるべきです。
3.食品安全基本法の成立を見、リスクコミュニケーションの重要性が認識されております。単に形式的なものに終わらせるのではなく、従来からの慣習から脱却することが重要であり、再度本会の質問状5.で述べたように意見討議対象に即して、深い関心をよせ活動している消費者団体・市民団体から幅広くメンバーを集める必要があります。地方からの参加・開催も考えられます。
そのための対応策の提示を求めましたが、確かな回答はなく残念です。
今後、委員選考基準、質問、意見書、異義申し入れなどに対して恣意・差異を生じることのないよう、行政手続きを制度化するなどの対応を提案いたします。