魚介類中に発見されるマイクロプラスティックによるヒトの健康影響に関する調査のお願い

2021(令和3)年4月13日

食品安全委員会 委員長 佐藤洋様

食の安全・監視市民委員会代表 神山美智子

魚介類中に発見されるマイクロプラスティックによるヒトの健康影響に関する調査のお願い

私たち「食の安全・監視市民委員会」は、市民の立場から、食の安全に関して食品安全委員会や厚生労働省、農林水産省、消費者庁などに提言を行うとともに、食品関連事業者を監視し、食の安全性と信頼を確立させることを目的として、2003年4月に設立された市民団体です。

この度の報道によれば、イギリスハル大などの調査により、世界の魚介類に微小なプラスティックが含有されていることが分かったとのことです。

私たち食の安全・監視市民委員会は、市販食用塩8品目の分析調査を行ったところ、1品目からマイクロプラスティックが検出されました。

上記ハル大等の調査でも、人の健康に対する影響は不明とされ、人間がプラスチックを摂取することによる有害の可能性について見定めるため、さらなる調査が必要だと強調しています。

そこで、食品安全委員会に対し、食品安全基本法23条1項2号に基づく「自ら評価」として、「人間がプラスチックを摂取することによる有害の可能性について見定めるための食品健康惟影響調査」をぜひ実施していただきたく、お願いする次第です。

このことに対し、2021年4月末日限り、貴委員会の誠意ある回答をいただきたく、お待ちしております。

以上