「食品安全委員会における調査審議方法等について(平成15年10月2日内閣府食品安全委員会決定)」に対して

2003年10月17日

食品安全委員会
委員長 寺 田 雅 昭  様

食の安全・監視市民委員会
代表 神山 美智子
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐

「食品安全委員会における調査審議方法等について(平成15年10月2日 内閣府 食品安全委員会決定)」に対して

貴委員会の13の専門調査会(別表の科学分野)の中では、これまで「動物用医薬品」、「汚染物質」、「プリオン」、「遺伝子組み換え食品等」、「肥料・飼料等」の専門調査会が開催されたが、標記の(平成15年10月2日)内閣府食品安全委員会決定における「調査審議方法等」では、各専門調査会の委員が、「申請資料等作成者」「利用資料作成者」であった場合の対応策が決定された。

その対応策では、当該委員には、氏名の公表、調査審議の会場からの退室、発言の禁止などの措置がとられる、とのことであるが、私たちは、食品安全委員会が独立して科学的安全性の評価を行う機関であれば、当該委員が専門調査会委員に選出されること自体が誤っていると考える。
貴委員会におかれましては以下のような対応をとられるよう申し入れいたします。

1.上記10月2日決定は、専門調査会委員に「事業者等による申請に関わる委員」が選 出されることを許容したものであり、食品安全委員会の独立性を奪うものであるので 撤回を求める。
2.すべての専門調査会委員の専門分野に関わる事業者との関係につき、研究費支給をは じめとする研究活動への支援などについて情報公開を行い、事業者等による申請にか かる委員がすでに存在する場合にはこれを解任すること。
3.貴委員会は、今後該当する委員を選出しないこと。

以上

(連絡先)

〒162-0042 東京都新宿区早稲田町75 日研ビル2階
・食の安全・監視市民委員会 事務局
℡03-5155-4765 fax 03-5155-4767

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン事務局
℡03-5155-4756 fax 03-5155-4767