食品添加物公定書8版記載の粗製海水塩化マグネシウム規格基準 実施の突然延期について公開質問状
|
厚生労働大臣 舛添 要一様 |
食の安全・監視市民委員会 代表 神山美智子 NPO法人日本消費者連盟気付 NPO法人日本消費者連盟 代表運営委員 富山洋子 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207 Tel 03-5155-4765 Fax 03-5155-4767 |
食品添加物公定書8版記載の粗製海水塩化マグネシウム規格基準 実施の突然延期について公開質問状 |
既存食品添加物の一つである粗製海水塩化マグネシウムは、2007年春に貴省が新たに成分規格を作成して食品添加物公定書8版に記載され、1年の猶予期間を経て今年度から実施の筈でした。 ところが、直前の3月27日に突然実施延期という異例の事態が起こりました。3月14日付朝日新聞の「こだわり豆腐、4月から減る?~ニガリの扱い・規格が厳格に」の見出し記事は、実施延期となった背景とみられる業者動向が描かれています。この他マスコミ報道からの情報により、消費者は折角のこだわり豆腐が作れなくなるようなニガリの規格基準実施に疑問をもち、延期にそれなりの理由があるものとして受け止めていました。 海水汚染の状況は今日でも変わらず、現在各地で作られるいわゆる天然ニガリの安全性を確保するために、一連の既存添加物の規格基準作成のなかで新たに粗製海水塩化マグネシウムとして液体ニガリが食品添加物公定書8版に記載され実施されようとしました。 |
記 |
1.今回公定書改正における食品安全委員会のリスク評価審議結果は、8版規格の見直しではどのような扱いになりますか。 2.業者要求の塩化マグネシウム7%までの引き下げの場合他の不純物・海水成分の含有率と安全性に関する情報公開はどのように行われますか。 3.食品衛生法で義務化された食品衛生管理者設置の便宜とは何ですか。 4.いわゆる天然にがりの規格基準の実施は急がれますが、予定は何時ですか。 | |
以上 |