景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)の厳正な適用と抜本的改正を求める意見書
| |
内閣総理大臣 安倍晋三様 消費者問題担当大臣 森まさ子様 消費者庁長官 阿南久様 | |
|
景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法) の厳正な適用と抜本的改正を求める意見書 |
食の安全・監視市民委員会は、食の安全問題を調査し、政府や事業者に様々な意見・要望等を行うことを目的として、2003年に設立された市民団体です。 今、一流ホテル・旅館・百貨店・レストランなどの偽装表示が次々に明らかになっています。パック入りのジュースを購入してフレッシュジュースとして提供する、成形肉をステーキとして提供する、稲庭うどん風と表示された冷凍うどんを購入して稲庭うどんとして提供するなど、その内容はきわめて悪質です。 この事態に消費者庁が景品表示法を適用して厳正に対処しないなら、消費者庁の存在意義が失われます。 しかも、代金を返還しないとしている事業者もあるので、だまされた消費者の経済的損失は償われないままになり、一方事業者は故意でなかったとして責任がないかのような対応をしています。 日弁連(日本弁護士連合会)は、2011年8月18日、景品表示法の抜本的改正を求める意見書を公表しています。この意見書が立法及び行政に反映されていれば、消費者庁はもっと早期に的確な対処ができたはずです。意見書の内容は以下のようになっています。 (1) 不当表示規制(違法類型)の内容の補充ないし拡張 さらにこのような改正の実効性を確保するため、以下のような提言もしています。 (1) 不当表示規制担当部門の執行体制強化 当会は、さらに課徴金もしくは不正な利得を消費者に返還させる制度や、現在国会で審議中の集団的消費者被害回復制度など、一般消費者の被害が救済できる制度も、景品表示法に盛り込むべきであると考えます。 |
以上 |