目のピント調節の機能性表示食品による薬物性肝炎の事例についての公開質問状
| |
協同薬品工業株式会社 代表取締役社長 川村隆彦様 | |
|
目のピント調節の機能性表示食品による薬物性肝炎の事例についての公開質問状 | |
食の安全・監視市民委員会は、食の安全問題を調査し、政府や事業者等に様々な意見・要望等を行うことを目的として2003年に設立された市民団体です。 さて、本年4月10日に東京都の平成28年度「『危害』の消費生活相談の概要」の中で、目のピント調節の機能性表示食品による健康被害の事例が報告されました。緊急入院措置となった事例で、医者の所見では「当該機能性表示食品による薬物性肝炎」とのことです。目のピント調節をうたった機能性表示食品は数多くありますが、一袋60粒入りで1日の所要摂取量が2粒という当該事例に該当する商品は、御社の「アスタキサンチンプラス」を含め5商品しかありません。その5商品のいずれかで健康被害が報告されたことを大変重視しております。機能性表示食品制度は事業者の判断で届出を行い販売する制度です。その信頼性は事業者からの公正な情報提供にかかっています。 つきましては、当該事例に関して御社で把握されている情報について、以下の通りご質問させていただきます。4月28日までにご回答いただきたくお願いいたします。 | |
記 | |
1、東京都から報告された目のピント調節の機能性表示食品による薬物性肝炎の事例について把握されていますか。 2、東京都の報告では商品名は出されていませんが、御社の商品による事例であるか確認されていますか。 3、御社の商品の事例であると確認されていた場合、消費者庁及び保健所への届出はされましたか。 4、御社の機能性表示食品「アスタキサンチンプラス」の販売開始以降、消費者からの健康被害の情報提供はありますか。もしあった場合、件数と被害事例の詳細を教えてください。 5、今回危害事例と商品との因果関係などにつきまして御社の調査結果などございましたらお知らせください。(参考)平成28年度「『危害』の消費生活相談の概要」 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/tokei/documents/theme_2903.pdf | |
以上 | |
|