遺伝子組み換え表示(不使用表示)についての質問に対するしょう油メーカーからの回答
遺伝子組み換え表示(不使用表示)についての質問に対するしょう油メーカーからの回答 | |
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2月16日に開催された消費者庁の「遺伝子組換え表示に関する検討会」で示された報告書(素案)に、「遺伝子組換えでない」などの不使用表示を認める条件を、現在の混入率「5%以下」から「0%(検出限界以下)」に引き下げることが適当と考える、とありました。しかし、遺伝子組み換え作物を大量に輸入している日本においては、適切な分別生産流通管理を行っても、微量ながら遺伝子組み換え作物の混入は避けられないと考えられます。つまり、不使用表示の条件が「0%(検出限界以下)」になると、「遺伝子組換えでない」の表示はほぼできなくなる可能性が高いわけです。 そこで、現在、消費者の「遺伝子組み換え食品を食べたくない」という声に応えようと、表示義務対象品目でないにもかかわらず、IPハンドリングを行い「遺伝子組換えでない」表示をしている、醤油メーカーの大手6社(キッコーマン株式会社、ヤマサ醤油株式会社、正田醤油株式会社、ヒゲタ醤油株式会社、ヒガシマル醤油株式会社、盛田株式会社)に3月1日付で公開質問状を送りました。5社から回答がありましたので、以下に紹介します。 |
記 |
質問1、不使用表示(「遺伝子組換えでない」などの表示)が認められる条件を「0%(検出限界値以下)」にすることに賛成ですか、反対ですか。該当する数字に〇を付けてください。 (1)賛成 (2)反対 (3)その他 回答 【キッコーマン】 (2)反対です。 【ヤマサ醤油】 (2)反対 【正田醤油】 (3)その他(行政方針決定により判断します。) 【ヒゲタ醤油】 (2)反対 【ヒガシマル醤油】 (3)その他(改正されれば、その表示法に従います。) 質問2、不使用表示(「遺伝子組換えでない」などの表示)が認められる条件が「0%(検出限界値以下)」になったら、現在貴社のしょうゆに書いてある「遺伝子組換えでない」という表示をどうする予定ですか。該当する数字に〇を付けてください。 質問3、できるだけ遺伝子組み換え原料の少ないことを消費者に知らせるためにはどのような表示がいいと考えますか。 |
以上 |